危機一髪
ききいっぱつ
English: Hanging by a thread (Crisis of a single hair)
意味
危機一髪(ききいっぱつ)とは、髪の毛一本ほどのわずかな差で、極めて危険な状態になりそうなこと。「一髪」は髪の毛一本の隙間。あわや大惨事という寸前で助かった場合などに、「危機一髪で助かった」のように使う。「危機一発」と書くのは誤り。
ピンチはただのピンチ
「ピンチはチャンス」とよく言われますが、危機一髪の状況(資金ショート寸前など)は、冷静な判断力を奪う最悪の状況です。
真の危機管理
本当の危機管理とは、危機一髪のドラマチックな脱出劇を演じることではなく、そんなギリギリの状況に陥らないように事前に準備することです。 髪の毛一本に命を預けるような経営をしてはいけません。 余裕(スラック)こそが、生存のための命綱です。
推奨リソース
由来・語源
唐の韓愈(かんゆ)の文章より。「髪の毛一本で千均(約30トン)の重さを引くようなものだ」という表現から。
使い方・例文
「倒産寸前の危機一髪の状態で、融資が決まった」 「危機一髪で電車に間に合った」
⚠️ 誤用・注意点
よくある誤記「危機一発」は、映画『007 ロシアより愛をこめて』の邦題『007 危機一発』や、おもちゃの『黒ひげ危機一発』から広まった当て字。本来の成語としては「一髪(髪の毛一本)」が正しい。ビジネス文書では注意が必要。
類語・関連語
- 累卵の危うき
- 首の皮一枚