奇貨居くべし
きかおくべし
A rare opportunity should be seized
類語・同義語: 千載一遇、先行投資
奇貨居くべし(きかおくべし)とは、珍しい品物や絶好の機会は、逃さずに捉えて利用すべきだということ。「奇貨」は珍しい財宝。秦の始皇帝の父(子楚)を助けた呂不韋が、彼を「奇貨(将来価値が出る人物)」と見込んで投資し、後に権力を得た故事から。
最終更新: 2026/1/16
概要
奇貨居くべし(きかおくべし)は、歴史上最も成功した「投資活動」の一つと言える故事である。
呂不韋の投資哲学
商人であった呂不韋は、商品ではなく「人間(王子)」に投資し、最終的に宰相の地位まで上り詰めた。
- 目利き: 泥まみれの原石(不遇の王子)に価値を見出す。
- 長期視点: すぐに利益が出なくても、将来的に王になれば莫大なリターンがある。
- サポート: ただ金を出すだけでなく、王になるための工作(ハンズオン支援)を行った。
現代のVC
現代のエンジェル投資家やVC(ベンチャーキャピタル)がやっていることは、まさに「奇貨居くべし」の実践である。 誰も価値に気づいていない間にリスクを取る者だけが、莫大なリターンを得る。
由来・語源
『史記』より。商人・呂不韋(りょふい)が、人質となっていた不遇の王子(後の始皇帝の父)を見て「これは奇貨(掘り出し物)だ」と見抜き、投資して王位につけた故事。
使用例
「このベンチャー企業への投資はまさに奇貨居くべしだ」「暴落時は奇貨居くべしの精神で買い向かう」
関連用語
- 同義語: 千載一遇, 先行投資
- 関連: エンジェル投資家, ベンチャーキャピタル