河童の川流れ
かっぱのかわながれ
English: Even Homer sometimes nods
意味
河童の川流れとは、泳ぎの名手である河童でも、水流に押し流されてしまうことがあるという例え。どんなに達人や名人であっても、油断をしたりして失敗することがあるということ。「猿も木から落ちる」や「弘法にも筆の誤り」と同じ意味。
河童の川流れは、プロフェッショナルへの「過信への警鐘」である。
なぜ達人がミスをするのか
初心者は怖がって慎重に行動するため、大きな事故は起こしにくい。 逆に、事故に遭いやすいのは「自分は大丈夫だ」と過信した中級者〜上級者である。
- 慣れ: 緊張感がなくなり、確認を怠る。
- 慢心: 「自分なら切り抜けられる」とリスクの高い行動をとる。
リスク管理の要
システム開発や医療現場など、プロが集まる現場ほど「河童の川流れ」は起こりうる。 「人間はミスをする生き物である(To Err Is Human)」という前提に立ち、個人のスキルに依存せず、ダブルチェックや自動化などの仕組みで安全を担保することが重要である。
由来・語源
日本の妖怪「河童」は水泳が得意であるという伝承から。
使い方・例文
「あの名手がミスをするなんて、河童の川流れだ」「河童の川流れと言うし、気にせず次へ行こう」
⚠️ 誤用・注意点
「弘法にも筆の誤り」「猿も木から落ちる」とほぼ同じ意味だが、泳ぎ(水)に関するシチュエーションで使われることが多い。
類語・関連語
- 猿も木から落ちる
- 弘法にも筆の誤り
- 上手の手から水が漏れる