艱難辛苦
かんなんしんく
English: Hardships and toil; Trials and tribulations
意味
艱難辛苦(かんなんしんく)とは、困難に遭って、辛く苦しい思いをすること。「艱難」は困難や災難、「辛苦」は辛く苦しいこと。人生には様々な試練があるが、それを乗り越える努力や苦労を指して使われる。「艱難辛苦を乗り越えて」のように使う。
「艱難辛苦、汝を玉にす」という言葉がある。 宝石は、地底の高温と高圧(プレッシャー)に耐え抜いてこそ、輝きを放つ。人間も同じだ。
試練の本質
順風満帆な環境では、人は育たない。 理不尽なトラブル、逃げ出したくなるような重圧、先の見えない不安。 これら「艱難辛苦」の雨嵐だけが、魂の不純物を洗い流し、本物の強さを結晶化させる。
魂の結晶化
苦しい時、人は「なぜ自分だけが」と嘆く。 しかし、後になって振り返れば気づくはずだ。 あの苦しみがあったからこそ、人の痛みがわかるようになった。 試練は、あなたを潰すためにあるのではない。あなたを磨き上げるために、天が与えた砥石なのだ。
由来・語源
『左伝』など。人が成長するための試練として語られることが多い。
使い方・例文
「艱難辛苦を乗り越えて成功をつかむ」「艱難辛苦の末に完成したプロジェクト」「艱難辛苦汝を玉にす(困難が人を立派に育てる)」
⚠️ 誤用・注意点
単なる不幸自慢ではない。その苦しみが成長の糧となった、あるいは目的のための必要なプロセスであったという文脈で使われることが多い。
類語・関連語
- 粒粒辛苦
- 四苦八苦