鼎の軽重を問う
かなえのけいちょうをとう
English: Questioning authority / Challenging the ruler
意味
鼎の軽重を問う(かなえのけいちょうをとう)とは、統治者の実力や権威を疑い、その地位を奪おうとすること。「鼎(かなえ)」は王位の象徴である器。楚の荘王が周の王室の使者に鼎の重さを尋ねた故事から、権力者の能力を値踏みすることを指す。
権威の所在
リーダーの権威は、役職(社長という肩書き=鼎)にあるのではありません。 その人の人間性や実績(徳)に宿ります。 「俺は社長だぞ」と肩書きを振りかざした時点で、その鼎は軽くなり、部下から軽重を問われる(足元を見られる)ことになります。 真のリーダーは、鼎の重さを語らずとも、自然と人がついてくるものです。
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由来・語源
『左伝』より。「鼎(かなえ)」は王位の象徴である宝器。楚の荘王が周の王室の使者に対し、「鼎の重さはどれくらいか(俺でも持ち運べる=奪えるのではないか)」と挑発的に尋ねた故事による。使者は「徳があれば鼎は重くなり、徳がなければ軽くなる。重さは鼎そのものではなく徳にあるのだ」と切り返した。
使い方・例文
「社長の経営方針に対して、株主総会で鼎の軽重を問うような鋭い質問が飛んだ」
⚠️ 誤用・注意点
単に「重さを聞く」という意味ではない。「お前の代わりなどいくらでもいるぞ」という、極めて政治的で危険な挑発を含む言葉である。
類語・関連語
- 下剋上
- 挑戦状