衣食足りて礼節を知る
いしょくたりてれいせつをしる
English: Well-fed, well-bred (Only when basic needs are met can one observe etiquette)
意味
衣食足りて礼節を知るとは、人は生活にゆとりができて初めて、礼儀や節度をわきまえるようになるということ。貧困で生活に追われている状態では、マナーや道徳を気にする余裕はない。管子の言葉。経済的な安定が、社会の秩序や道徳心につながるという考え。
経済的安定こそが文化を作る
「最近の若者は礼儀がなっていない」と嘆く前に、彼らに十分な給与を払っているか自問すべきです。 明日の家賃の心配をしている人間に、高尚な企業理念やホスピタリティを求めても無理です。 CS(顧客満足)の前にES(従業員満足)が必要な理由は、この「衣食足りて礼節を知る」という2600年前からの真理にあります。
推奨リソース
由来・語源
『管子』より。管仲が、国を治めるためにはまず経済(衣食)を安定させなければならないと説いた言葉。マズローの欲求5段階説の先駆けとも言える。
使い方・例文
「ブラック企業でモラルが崩壊するのは当然だ。衣食足りて礼節を知るのだから」 「社員の給料を上げれば、サービス品質も上がる。衣食足りて礼節を知るだ」
⚠️ 誤用・注意点
「金持ちは偉い」という意味ではない。「道徳を説く前に、まず腹を満たしてやれ」という**リーダー・政治家の責任**を強調する言葉である。生活の不安を取り除くことが、組織の規律を守る第一歩である。
類語・関連語
- 恒産なくして恒心なし
- 貧すれば鈍する