異口同音
いくどうおん
Unanimity / With one voice
類語・同義語: 満場一致、衆議一決、全会一致
異口同音(いくどうおん)とは、多くの人が口を揃えて同じことを言うこと。あらかじめ相談していたわけでもないのに、意見や評価が一致する様子。「異口」は別々の口、「同音」は同じ言葉。多くの人から支持されている、あるいは同じ感想を持たれている状況を示す。
最終更新: 2026/1/16
概要
異口同音(いくどうおん)は、強力な合意形成(コンセンサス)のサインである。
偶然か、必然か
会議や議論において、立場や背景の違う人々が「異口同音」に同じ結論を出し始めた時、それは真実に近づいている証拠かもしれない。 バイアスや利害関係を超えて、誰もが納得せざるを得ない「解」が見つかった瞬間だからだ。
リスクとしての同調圧力
一方で、異口同音は「思考停止」のサインである危険性も孕んでいる。 空気を読んで、あるいは上位者の意見に忖度して、全員が同じことを言っているだけ(集団浅慮)かもしれない。 リーダーは、その「異口同音」が本心からの合意なのか、単なる同調圧力の結果なのかを見極める必要がある。 本当に健全な組織では、たまには「異論(異なる音)」が出るものである。
由来・語源
『宋史』より。多くの人の異なった(異)口から、同じ(同)言葉(音)が出るという意味。
使用例
「参加者全員が異口同音に賛成した」「その場の誰もが異口同音に彼の功績を称えた」
関連用語
- 同義語: 満場一致, 衆議一決, 全会一致
- 関連: コンセンサス, 利害関係