髀肉の嘆
ひにくのたん
English: Lamenting lack of opportunity (Sigh of thigh flesh)
意味
髀肉の嘆(ひにくのたん)とは、才能や実力があるのに、それを発揮する機会がなく、無為に日々を過ごすことの嘆き。「髀」は太もも。戦場に出られず、馬に乗らないため太ももに贅肉がついたことを、劉備玄徳が嘆いた故事に由来する。
才能の腐敗を防ぐ
優秀な人材ほど、暇な状態やチャレンジのない状態に耐えられません。 劉備のような英雄でさえ、活躍の場がないと腐ってしまいます。 マネジメントにおいて最も危険なのは、部下を忙しくさせすぎることよりも、「自分の能力が生かされていない」と感じさせることです。 それは離職(転職)への直接的なトリガーとなります。
推奨リソース
由来・語源
『三国志』の英雄・劉備玄徳の言葉。戦乱の中で馬に乗って戦う機会がなくなり、太もも(髀)に贅肉がついたのを見て、「私はまだ何の功績も挙げていないのに、馬に乗らないせいで肉ばかりついてしまった」と嘆いて涙を流した故事による。
使い方・例文
「優秀なエンジニアが単純作業ばかりさせられ、髀肉の嘆をかこっている」「髀肉の嘆をかこつ日々を脱し、新天地で挑戦する」
⚠️ 誤用・注意点
単に「太ってしまった」という意味で使うのは誤り(ユーモアとしてはありだが)。本来は「自分にはもっとできることがあるはずだ」という**高い志と焦り**を表す言葉である。リーダーは部下にこの嘆きをさせてはならない。
類語・関連語
- 宝の持ち腐れ
- 飼い殺し