拍車を掛ける
はくしゃをかける
English: Spurn on; Accelerate
意味
拍車をかけるとは、物事の進行を一段と早めること、勢いをさらに激しくすること。「拍車」は馬に乗る人が靴のかかとにつける金具で、これで馬の腹を刺激して速く走らせることから。良くも悪くも、ある傾向を加速させる場合に使われる。「インフレに拍車をかける」など。
拍車を掛ける(Accelerate)とは、物事の進行を一段と早めること。 馬のお腹を金具(拍車)で蹴って、さらに速く走らせる様子から。 「円安に拍車がかかる」のように、勢いが増して止まらなくなる状況で使われる。
自己強化ループ
システム思考で言う「ポジティブ・フィードバック(自己強化ループ)」だ。 一度走り出した馬(トレンド)に拍車(刺激)を加えると、スピードは二次関数的に上がり、誰にも止められなくなる。 バズる時は快感だが、暴落や炎上の時は恐怖でしかない。
制御不能の恐怖
リーダーの仕事は、いつ拍車で加速させ、いつ手綱で減速させるかを見極めることだ。 状況判断もせずに、闇雲に「もっとやれ(拍車を掛けろ)!」と叫ぶのは無能な指揮官だ。 ずっと拍車を掛け続けられた馬は、最後には死んでしまうのだから。
由来・語源
乗馬で、靴のかかとに着けた金具(拍車)で馬の腹を刺激し、もっと速く走らせることから。
使い方・例文
「円安に拍車を掛ける」「議論に拍車を掛ける」
⚠️ 誤用・注意点
「拍車がかかる」とも言う。良いことにも悪いことにも使うが、どちらかと言えば「事態が加速する(止められない)」というニュアンスで、インフレや対立などネガティブな加速に使われることが多い。
類語・関連語
- 加速する
- 火に油を注ぐ