薄氷を履む
はくひょうをふむ
English: Treading on thin ice
意味
薄氷を踏む(はくひょうをふむ)とは、非常に危険な状況に臨むことや、極めて危なっかしい様子の例え。割れやすい薄い氷の上を歩くような、ヒヤヒヤする緊張感を伴う状況を指す。「薄氷を踏む思い」という表現で、なんとか無事に切り抜けた際によく使われる。
氷の厚さを知る
ベンチャー経営は常に「薄氷を履む」連続です。 しかし、優れた経営者は、無鉄砲に走って渡るのではなく、「どこの氷が厚いか」「もし割れたらどうするか(ライフジャケットはあるか)」を計算しています。 ただ怖がるだけ(戦々恐々)ではなく、リスクを正しく見積もる能力(計算されたリスクテイク)が、対岸に渡るための鍵です。
推奨リソース
由来・語源
『詩経』より。「戦々恐々として、深淵に臨むが如く、薄氷を履むが如し(慎重に慎重を重ねて、深い淵を覗き込むように、割れそうな氷の上を歩くように生きよ)」という教えから。
使い方・例文
「毎月の資金繰りは、まさに薄氷を履む思いだ」 「薄氷を履むような勝利だった」
⚠️ 誤用・注意点
「スリルがあって楽しい」という意味ではない。「いつ割れるかわからない恐怖と隣り合わせで、極度の緊張を強いられる」状況を指す。ビジネスにおいては、このような状態が長く続くことは避けるべきである。
類語・関連語
- 綱渡り
- 剣ヶ峰