塵も積もれば山となる
ちりもつもればやまとなる
English: Many a little makes a mickle
意味
塵も積もれば山となるとは、ごくわずかなものでも、数多く積み重なれば、やがて大きなものになるということ。小銭を貯めることや、毎日の小さな努力の積み重ねが、将来的に大きな財産や成果につながることを説くことわざ。「ちりつも」と略されることもある。
塵も積もれば山となるは、ファイナンスおける「複利の力(Compound Interest)」の古表現である。
1%の積み重ね
数学的に見れば、このことわざの威力は明白である。 1.01(昨日の自分より1%だけ成長する)を365乗すると、約37.8になる。 つまり、1日1%の小さな改善を1年間続けるだけで、人は今の37倍以上の能力を手にすることができる。
負の側面
逆に、毎日の小さなサボり(0.99)を積み重ねると、1年後には0.03(今の3%の実力)にまで落ちぶれてしまう。 小さな習慣を軽視する者は、大きな成果を手にすることはできない。 「塵(小さなアクション)」を馬鹿にせず、意識的に積み上げられるかどうかが、凡人と達人を分ける分水嶺となる。
由来・語源
『大般涅槃経』などの仏教経典に由来する考え方。「露滴りて止まざれば、遂に大海となる」と同じ。
使い方・例文
「毎日10分の勉強でも、塵も積もれば山となるで、1年後には大きな成果になる」「無駄遣いを減らすことが貯金への近道だ。まさに塵も積もれば山となるだ」
⚠️ 誤用・注意点
悪い意味(借金やゴミなど)にも使われるが、基本的にはコツコツ努力することの大切さを説くポジティブな文脈で好まれる。
類語・関連語
- 積土成山
- 雨垂れ石を穿つ
- 継続は力なり