美辞麗句
びじれいく
English: Flowery words; Rhetoric
意味
美辞麗句(びじれいく)とは、美しく飾り立てた言葉や、巧みな言い回しのこと。「美辞」も「麗句」も美しい言葉という意味。内容が伴っていなかったり、真実味がなかったりする、うわべだけの空虚な褒め言葉やセールストークを批判的に言う場合が多い。
「美辞麗句(びじれいく)」。うわべだけを美しく飾った、中身のない言葉。ビジネスの世界は、残念ながらこの美辞麗句で溢れかえっている。
概要:言葉の厚化粧
企業のパンフレットや政治家の演説を見てほしい。「お客様第一」「未来を拓く」「抜本的改革」。 耳触りはいいが、具体的に何をするのかさっぱり分からない。これは言葉の厚化粧だ。 不都合な真実(シワやシミ)を隠すために、キラキラした形容詞を塗りたくっているに過ぎない。
見分け方:動詞を見る
美辞麗句に騙されない方法は簡単だ。「形容詞」を無視し、「動詞」を探せばいい。
- ×「革新的でアットホームな職場です」(形容詞のみ=怪しい)
- ○「残業は月10時間以内で、副業も可能です」(具体的な事実) 自信のある商品は、シンプルな事実(スペックや機能)だけで十分に魅力が伝わる。
本質:シンプルイズベスト
言葉がインフレを起こしている現代、飾れば飾るほど信頼は失われる。 スティーブ・ジョブズのプレゼンは、「This is it(これだ)」と短くつぶやくだけで世界を熱狂させた。 真実はいつも、無骨でシンプルな言葉の中に宿る。
由来・語源
言葉ばかりが華やかで、実質(真実)が伴っていないことへの批判。
使い方・例文
「美辞麗句を並べ立てて商品を売りつける」「政治家の演説は美辞麗句ばかりで心に響かない」「美辞麗句に騙されず、本質を見極める」
⚠️ 誤用・注意点
褒め言葉ではない。素晴らしいスピーチに対して「美辞麗句ですね」と言うと、嫌味(中身がないですね)になってしまうので注意が必要。
類語・関連語
- 巧言令色
- 大言壮語
- 空理空論