万事休す
ばんじきゅうす
English: All is lost; The game is up
意味
万事休す(ばんじきゅうす)とは、もはや施す術がなく、万策尽きた状態。「万事」はすべてのこと、「休す」は終わる、どうしようもなること。あらゆる手段を講じきってしまい、これ以上どうすることもできない絶望的な状況を指す。
「万事休す」。すべてが終わった、もう打つ手がない。絶望的な状況を表す言葉だが、見方を変えれば「次のステージへの合図」でもある。
由来と意味
「万事(すべて)」が「休す(やめる・終わる)」。 もともとは中国の歴史書『宋史』にある言葉。ある皇太子の病状がもはや手遅れであることを医者が告げた言葉とされる。現代では、資金ショートや重大なミスなど、進退窮まった状況で使われる。
将棋:投了の美学
将棋には「投了」がある。自分の負けを認め、「負けました」と頭を下げる行為だ。 これは恥ではなく、礼儀であり、知性だ。 「もう勝つ見込みがない(万事休す)」と悟った時、無意味な抵抗をして相手の時間を奪うのではなく、潔くゲームを終わらせる。それによって初めて、次の新しい対局を始めることができる。
メンタル:リセットの合図
人生において「万事休す」と感じたら、それは「今のやり方(ゲーム)はこれでおしまい」という強制終了のサインだ。 一度リセットボタンを押し、盤上の駒を片付ける。 終わりは、新しい始まりの前提条件だ。絶望の底で「万事休す」とつぶやくことは、再起への第一歩を踏み出す宣言でもある。
由来・語源
中国の『宋史』より。ある皇太子が病気の際、医者が「もう脈がない(万事休す)」と言ったことが由来とも言われる。
使い方・例文
「資金が底をつき、万事休すだ」「万事休すと思われた状況からの逆転劇」「袋小路に追い詰められ、万事休す」
⚠️ 誤用・注意点
些細なミスで使うのは大げさ。「絶体絶命」「手の打ちようがない」という極限状態で使う言葉。
類語・関連語
- 絶体絶命
- 刀折れ矢尽きる
- 手詰まり