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青は藍より出でて藍より青し

あおはあいよりいでてあいよりあおし

English: The student has become the master

意味

青は藍より出でて藍より青しとは、弟子が師匠の学識や才能を越えることの例え。「出藍(しゅつらん)の誉れ」とも言う。青色の染料は藍草(あいぐさ)から取れるが、加工することで元の藍草よりも鮮やかな青色になることから。教育の成果を称える言葉。

青は藍より出でて藍より青し。この言葉は、単なる師弟関係の理想を描いたものではない。「進化」の本質を突いた言葉である。

由来:植物の魔術

「藍(あい)」とは、染料に使われるタデ科の植物である。藍の葉自体は緑色をしているが、発酵させ、加工して染料にすると、元の葉よりも鮮やかで深い青色(インディゴブルー)になる。「原料(師匠)よりも、加工された結果(弟子)の方が優れている」という現象を、古代中国の思想家『荀子』は「学問は途中でやめてはいけない、積み重ねれば生まれつきの性質さえ変えられる」という文脈で説いた。

意味:師匠を超えるということ

現代では「弟子が師匠の実力を追い抜くこと」の例えとして使われる。 しかし、重要なのは「師匠を否定する」ことではない。師匠から全てを吸収した上で、そこに自分だけのエッセンスを加え、新しい価値を創造することだ。 守破離(しゅはり)で言えば、「離」の段階である。

  1. :師匠の教えを忠実に守る。
  2. :師匠の教えを分析し、改良する。
  3. :師匠の型から離れ、独自の境地へ行く。

ビジネス:イノベーションの連鎖

ビジネスにおいても、この精神は不可欠だ。 前任者のやり方をそのまま繰り返すだけでは、組織は衰退する。先輩(藍)から教わったノウハウをベースに、後輩(青)が新しい技術や視点を取り入れ、アップデートしていく。 「師匠のコピー」を作るのが教育ではない。「師匠が想像もしなかった人材」を育てることが、真の教育(エンパワーメント)なのだ。

出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ) 弟子が師匠より優れているという評判。師匠にとって、自分を超える弟子を持つことは、一抹の寂しさ以上に、教育者としての最高の勲章である。

由来・語源

青色の染料は藍(あい)という草から取るが、加工すると元の藍草よりも鮮やかな青色になることから。『荀子』。

使い方・例文

「彼は青は藍より出でて藍より青しだ」「師匠を超える、青は藍より出でる人材を育てる」「青は藍より出でて藍より青しと言うが、まだまだ未熟だ」

⚠️ 誤用・注意点

「出藍の誉れ(しゅつらんのほまれ)」とも言う。師匠に対する最大級の賛辞でもある。師匠にとって、自分を越えていく弟子を見ることは、寂しさではなく誇りなのだ。教育の最終目標は、弟子に追い抜かれることかもしれない。

類語・関連語

  • 出藍の誉れ
  • 鳶が鷹を生む

参考文献: 故事成語

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