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心身二元論

しんしんにげんろん

English: Mind-Body Dualism

意味

精神と身体は全く異なる独立した実体であるとする考え方。デカルトが体系化した。

概要

人間を「物体としての身体(Body)」と「思考する精神(Mind)」の2つの全く異なる実体から成り立っていると考える思想。 フランスの哲学者デカルトが体系化しました(デカルト二元論)。

「我思う、ゆえに我あり」

デカルトは、世の中の全てのものを疑っても、疑っている自分自身の意識(精神)だけは疑いようがないと考えました。 そして、「精神(心)」こそが人間の本質であり、自由なものであり、「身体」は単なる機械(延長)に過ぎないと定義しました。

影響と問題点

この考え方は、近代科学の発展に大きく貢献しました。 「身体は機械だ」と割り切ることで、医学や解剖学がタブーなく発展し、「自然は人間が支配していい対象だ」という客観的な科学的視点を生みました。 一方で、「心と体がつながっていること(ストレスで胃が痛くなるなど)」を説明しにくかったり、動物や自然を「魂のない機械」として軽視したりする原因にもなりました。 現代では、脳科学や身体性の哲学によって、心と体は不可分なものである(心身一元論)という見直しが進んでいます。

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